家族葬の用語

秦野家族葬

後飾り

火葬場から戻ってきた遺骨を、安置する祭壇のこと。
二段か三段の作りにすることが多く、上段に遺骨を置き
下段には遺影・位牌・香炉・燭台・線香・花・供物・鈴などを置きます。
四十九日の忌明けまで焼香して故人の冥福を祈ります。

院号

天皇が譲位・隠居し、その後居住された御所を、○○院と呼んだことに始まる。
例えば後白河法皇の御所は「蓮華王院」、嵯峨天皇の御所は「令泉院」、
後に「嵯峨院」へ移り住む。
当初天皇が使用していた院号もやがて公家や武士の間にも使われるようになり、
江戸時代になると院号も金銭で買えるようになった。
驚いた幕府は禁止令を出すが、それまでに使われていた院号についてはお構いなしとの
画期的な裁定を下している。
明治以降になると大富豪や政治家にも院号が用いられる様になる。
今日では社会的に大きく貢献した人や、寺院に対する貢献が顕著で、信仰心の非常に篤い人
また多額の寄付等による一時的な功労者にまでつけられるようになった。
院号を最初に贈られたのは嵯峨天皇とされている。
臣下では関白藤原兼家が「法興院」と称したのが始まりである。
また院号の代わりに○○庵、○○軒、○○斎、○○亭などを使う場合もある。

引導

死者を導くこと。
導師が最後の宣告をし、現世への思いを断ち切らせること。
宗派ごとに作法が異なる。

永代供養

家族単位で墓の祭祀を行うのではなく、寺院が責任をもって祭祀する墓のこと。
家族の責任で墓を守るのではないため、承継の問題は発生しない。

開眼供養

新しい仏像などを使い始めるとき、眼を描き入れ仏に魂を迎え入れる儀式。

火葬許可書

火葬を行うために必ず必要な証明書。
役所にて死亡届が受理された後に、火葬許可申請書を提出することで交付される。
葬儀社が手続きを代行するケースが多い。

火葬場

遺体を火葬する施設。
東京などには民営火葬場もあるが、全国的には地方自治体が経営するものが多い。

互助会

冠婚葬祭にかかる費用を、会員同志で助け合うという趣旨で始めた、通産省認可の組織。
それぞれ株式会社の形をとり、全国約300社ある。
毎月、一定金額を掛け金として積み立て、冠婚葬祭の費用にあてるシステム。

エンバーミング

遺体衛生保全。遺体を消毒・防腐・化粧・修復処理する処置。
処置後10日間程度は腐敗などの遺体変化が生じない。
死後に長距離移動が必要な場合用いられる、もしくは用いる場合がある。